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今更聞けない格安SIMのメリット・デメリット

スマートフォン

 

格安SIMとは

格安SIMとは、MVNO(仮想移動体通信事業者)が、ソフトバンク・docomo・auといった大手キャリアの通信回線を間借りして提供しているサービスです。

大手キャリアが設備等の維持のため多額のコストが生じ、そのコストが転嫁されていることから携帯電話料金が高くなっていますが、MVNOは大手キャリアほどのコストがかからないため、携帯電話料金が安くなっています。

特徴

MVNOの格安SIMを使う場合は、大手キャリアと比べた特徴として次のようなことが挙げられます。

・実店舗を持たないことが多い
実店舗を持たないことが多く、電話機を使用していて不具合等のトラブルが生じた時は電話またはWEBを介してサポートを受けることになります。
・初期設定が面倒な場合がある
実店舗がないため、MVNOによっては、大手キャリアならショップでやってくれた電話機の初期設定を自分でやらなければならないことがあり、こうした設定に不慣れだと手間取ります。
・大手キャリアのようなメールが使えない
大手キャリアのユーザーなら使えるメールサービスを使うことができないため、GmailやYahooメール等のWebメールを使用することになります。
・料金の決済手段が限られていることがある
大手キャリアと比べて、クレジットカードでの決済しか対応していない等、決済手段が限られている場合があります。
・独自に提供しているサービスが使えない
大手キャリアのユーザーが利用できる動画等のサービスが利用できません。

MVNOには大手キャリアと比べて以上のような特徴があります。

 

格安SIMのメリット・デメリット

大手キャリアから格安SIMに切り替える場合、次のようなメリット・デメリットがあります。

・料金が安い
大手キャリアに比べて半分、1/3ぐらいまで金額が安くなります。
・契約の縛りがないもしくは軽い
大手キャリアの契約だと、2年または3年縛りがあり解約をすると違約金が生じますが、格安SIMの場合は、縛りがないか期間が短いため、ユーザーにとって自由度の高い契約が可能です。
・年齢認証ができない
格安SIMによってはLINEの年齢認証に対応していないため、ID検索が制限されます。
・使用できる端末が限られる
格安SIMと対応した端末をセットで契約する場合はその限りではありませんが、格安SIMのみ契約する場合は、自分でそのSIMが使える端末を探すことになります。
通話品質が若干良くない場合がある
格安SIMによっては大手キャリアでの通話に比べて若干通話品質が良くないと感じる場合があります。

格安SIMの特徴やメリット・デメリットをしっかり吟味して自分に合ったサービスを選びましょう。

進化を続ける格安SIM業界

メディアニュースでも報じられていましたが、昨今は家電量販店のビックカメラが格安SIM業界に参入しています。格安SIMの特徴として実店舗が少ないことを挙げましたが、イオンやヨドバシカメラなどの大型店舗でも、サービスとして格安SIMを扱いだすことも増えてきました。今後は、さらなる参入企業の増加とサービスの差別化が図られていくことでしょう。

そのため、通信速度や限定的な決済手段のような格安SIMのデメリットも、将来的には解消されていくと予測されています。格安SIMを契約する際は、企業ごとの特徴を把握して、自身に最適なものを選ぶのが賢明と言えるでしょう。